COSMO-NEXT COMPANY

コラム

第139話:「その会議、本当に必要ですか?」
〜“集まる”だけで満足していませんか〜

「会議のための会議」
「誰が決めるかも分からない会議」
「終わったあとに“で、結局何するの?”となる会議」

そんな会議、あなたの会社にもありませんか?
ムダな会議は、時間の浪費だけでなく“やる気”の浪費でもある。

◆ 会議が多い会社は、成果が低い?
 会議の頻度と生産性は、比例しません。
 むしろ、「会議が多い=個々の判断や実行が鈍い」サインであることが多いのです。
 特に問題なのは:
 ・目的が曖昧
 ・参加者が多すぎる
 ・結論が出ない
 ・宿題が残らない
このような会議は、組織に“停滞”という空気を生みます。

◆ 成果につながる会議の3原則
 ① 目的とゴールを明確にする
  ・情報共有なのか、意思決定なのか、ブレストなのか
  ・終わった時に「何が決まっていれば成功か?」を明確に
 ② “話す会議”ではなく、“決める会議”にする
  ・雑談ではなく、次の一手を生む場に
  ・「誰が、いつまでに、何をやるか」まで落とし込む
 ③ 議題・資料は事前共有。会議中は“答え合わせ”だけ
  ・本当の議論は、準備の時点で始まっている
  ・会議中はなるべく結論に集中する

◆ 「会議を減らす=決断力を上げる」
 あるIT企業では、週10回以上あった定例会議を思い切って半分に。
 各部署に“意思決定権”を委譲し、必要なときだけ“戦略会議”で集まる仕組みにした結果、
 意思決定スピードが3倍に向上し、売上も右肩上がりに改善しました。

◆ まとめ:
 会議は“数”ではなく“質”がすべて
 社員の貴重な時間を奪うか、未来を動かす会議にするか
 それを決めるのは「開催の仕方」ではなく、「あり方」です。
 “この1時間で、何が会社の未来を前に進められるか”
 それを問い続ける会議だけが、価値を生む。