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コラム

第136話:「選択と集中こそ最大の戦略」
「“やらないこと”を決める経営」
経営において、「何をするか」よりも難しいのが「何をしないか」を決めることです。
多くの企業が新規事業、商品開発、人材採用、DX(デジタルトランスフォーメーション)など、“やること”リストを増やし続けています。
しかし、本当に経営資源(ヒト・モノ・カネ・情報)はそれに見合っているでしょうか?

◆ 成功企業に共通する「集中力」
 アップルのスティーブ・ジョブズが復帰した際に最初に行ったことは、製品ラインの徹底的な整理でした。
 優先順位を明確にし、「やらないこと」を増やすことで、企業全体のフォーカスを回復させたのです。
 これは、経営における“集中と選択”の教科書的な成功例と言えます。

◆ 「やらないことリスト」を作る
 日々の業務に追われている企業こそ、「To-Doリスト」だけでなく「Not-To-Doリスト」を作成してみる。
 以下のような問いが効果的です
 ・売上に対して利益率が低い業務は?
 ・「習慣」や「惰性」で続けているだけの取り組みは?
 ・自社の強みと無関係な活動は?
 これらに該当するものは、思い切って“やめる”勇気が必要です。

◆ 小さな撤退が大きな前進を生む
 毎年一度「全事業棚卸し会議」を実施し、収益性や戦略との整合性を基に継続可否を見直してみる。
 非収益事業を撤退し、限られたリソースを成長分野に集中する。

◆ まとめ:
 経営者に必要なのは「断捨離力」
 ビジネスの世界では、「足すこと」より「削ぐこと」にこそ、経営の真髄があります。
 今こそ、“やらないこと”を明確にし、企業としての集中力を取り戻しましょう。