COSMO-NEXT COMPANY

コラム

第126話:「変化の時代に選ばれる企業とは?」 
「変化はチャンスだ」と言われますが、実際にはその変化に翻弄され、戸惑い、立ち止まってしまう企業も少なくありません。
特に今の時代、テクノロジーの進化、消費者意識の変化、そして予測不能な社会情勢など、企業を取り巻く環境は急速に変化しています。
では、この変化の中で「選ばれ続ける企業」とは、どのような共通点を持っているのでしょうか?

1.「変化」ではなく「進化」を続けている
  変化にただ対応するだけでは後手に回ります。
  選ばれる企業は、時代の先を読み、「次に求められる価値」を創り出す力があります。
  例えば、コロナ禍でいち早くデジタル化やテイクアウトに舵を切った飲食店は、その後も顧客との接点を保ち、再成長の道を歩んでいます。
2.顧客の「感情」に寄り添っている
  価格や機能での勝負は限界があります。
  選ばれる企業は、「この会社から買いたい」「このブランドと一緒にいたい」と思わせる“感情的つながり”を大切にしています。
  お客様の「困っていること」や「望んでいる未来」に対して、誠実に寄り添う姿勢が信頼を生みます。
3.「人」を大切にしている
  組織は“人の集合体”です。
  従業員が誇りを持って働ける環境が整っている企業は、外からも魅力的に映ります。
  教育や評価、コミュニケーションの質を高めることで、社員が自ら成長し、企業の力になります。
4.小さな「改善」を怠らない
  大きな改革は注目されますが、実は選ばれる企業ほど「小さな改善」を積み重ねています。
  業務のムダを見つけ、改善提案を奨励し、PDCAを地道に回す文化こそが、将来の強さにつながります。

◆まとめ:選ばれる企業とは「変化を恐れず、自ら動く企業」
  時代は常に変わります。その波にただ流されるのではなく、自らオールを漕ぎ、進む方向を決めることが重要です。
  お客様から「またお願いしたい」と言われる企業、人から「ここで働きたい」と思われる組織。
  それは偶然ではなく、日々の選択と行動の積み重ねで創られるものです。